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意識の問題?

美容整形は、もともと形成外科から枝分かれしたものと説明しました。形成外科は、事故や先天性の奇形、または病気などによって失われた機能を回復するための医療行為を指して言います。また整形外科といった場合は、骨や筋肉、関節の損傷を修復するための診察と処方を目的にしています。最近、一部の大学病院内にも美容外科が設けられるようになりましたが、コンセプトとしては、あくまでも異常や奇形がある人を対象に、より美しく修復しようというもので、単に健康体をより美しく造りかえるというものとは、大きく異なります。こうした解釈の相違から、美容外科学会が二つできてしまうという、奇妙な現象がおきてしまったようです。ある意味マスコミや映画・テレビの影響もあるのでしょうが、美容整形は、完全に違う人間に造りかえる、あたかも“人造人間“を製造するための技術と混同してしまっている人も、まれにあるようですが、けっしてそうではありません。ただ、年寄り顔や出っ歯といった肉体のコンプレックスで、生き生きとした人生を送れずにいる人に、もう一度自信を取り戻してもらうための一手段として利用されるのは、大いに歓迎されるべきものでしょう。ある良心的で懸命な医師が、鼻にコンプレックスを持っていて来院した患者に対して、施術したと思い込ませ、実は一切何もせずに、麻酔をかけただけの施術で帰らせた、なんて事例もあるようです。結局、意識の問題だということを、この事例は教えているのです。

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